my First boy last boy.
彼のこんなに真剣な眼差しを…初めて見た。
口調だって声だって、いつもより真剣で、とても低い。
さすがの秋ちゃんも、押し黙っていた。
「絶対大事にする。誓う」
彼の声が耳元で聞こえて…。
たまらなく、泣きたくなった。
強くあたしを引き寄せる腕を、ぎゅっと掴んだ。
「…分かった。」
秋ちゃんの一言は、しーんとしたこの部屋に、凜と響いた。
それから、あたしのせいで流れてしまった本来の目的の話をする為に二人は出ていった。
胸が苦しい…。
嬉しくて、嬉しすぎて。
もっともっと、あなたを愛したい。
……そう思った。
もっともっと、あなたでいっぱいにしたい…。