my First boy last boy.
あたしだって、真里が結婚、しかもできちゃった結婚だって聞いた時は驚いたよ。
…自分のことは棚に上げてる、真里にはもう笑うしかないな、と思う。
『…そう。でも、よかった。
…あたし、ずっと気になってたの。あたしだけ幸せになっていいのかなって。
ずっと思ってた。本当にごめんなさい。あの頃、あたしが2人の邪魔なんて余計なことをしていなければ、凪砂たちは今頃…』
「違う!真里のせいじゃない」
あたしは、言葉を遮って強く叫んだ。
真里が、今でも、罪悪感を抱えていたなんて…知らなかった。
まだ、自分を責めていたなんて。
本当はもっと早く、言えてればよかった…。
「真里のせいじゃないよ。あれは、全部あたしがいけなかったの…」
あたしが……