my First boy last boy.
すべて、自分のせい。
だから……。
「だから、もう気にしないで。
今までずっと、気にしていてくれてありがとう」
笑えて、やっと言えた。
本当は…あの日、言うべきだったのに。
言うのに、2年もかかってしまった。
『…凪砂…』
「もう、いいの。もう、いいんだよ」
今は、大切な人がいるから。
後悔ばかりの日々を、今はただ。
優しく思える。そう思えるのも…やっぱり、彼のおかげだ。
『…ありがとう』
「それはあたしの方だよ」
世界が動くことが恐かった。
でも今は。
世界が動いていくことに、幸せを感じる。
だから。
どうかこの幸せが―――。