my First boy last boy.
「なんだよっ、そんなに謝って…もういいって。」
…あたしは…なんて……。
最低なことをしたのだろう…。
それなのに…
嫌われたくないなんて。
なんて、姑息で狡くて卑怯なんだろう。
だから、春がくれなかった罰を、神様があたしに与えたんだね…。
バックミラーから見えた秋ちゃんの顔も、あたしと同じようになっていた。
申し訳なさの罪悪感で、いっぱいの顔。
見ていると、自分を見ているみたいで、余計苦しくなった。
車の中は、それから怖いくらい静かだった。
重い空気の中、2人とも無言のまま、一言も喋らなかった。