my First boy last boy.
ぴたっ、とあたしの足が止まる。
そして、思わず、振り向いてしまった。
「お前、カルピスソーダかよー!」
「“ハルト”珍しーじゃんっ」
「んあ、だってジンジャエール出ねぇんだもんよー」
あたしより若い、高校生だった。
ああ、あたしは。
なんて馬鹿なんだろう。
そして、手にしているこのカルピスソーダが、どうしても飲みたくなくなって。
新しいグラスにやっぱりオレンジジュースを注いで、席に持って行った。