my First boy last boy.
「……久しぶり、凪砂…」
…なんだろう。
胸の奥に、変な違和感。
「…久しぶり」
それはこうやって、2年以上振りに、会ったからだろうか。
ズキン、ズキン。
頭痛が更に酷くなっていく…。
「…顔色悪いけど、具合でも悪いのか?」
本当に純粋に心配してくれてるのかもしれないけど。
そんな心配そうな顔、やめて欲しい。
あなたにはもう、関係ないでしょ?
「…大丈夫。ごめん、急いでるから」
会話を無理やり切って、春の横を抜けていく。
今更、話すことなんて、もうないよ…。
「待てよ!」
春があたしの腕を掴む。
「離し…っ!」
………て…。
ぐらり、と。
世界が揺れた…。