my First boy last boy.
「…な、んで」
あれ?
そう言えば、なんであたしは寝ていたんだ?
ていうか…
周りを見渡す。
……ここ、どこ?
「…まだ動くなよ。あんま高くないけど熱、あるんだし」
「…熱?ここどこ?」
「……俺ん家。」
言いづらそうに、春は目線を逸らす。
え……なんで…。
あたしがそんな目で見ていたのだろう。
「…だってお前、急に倒れるし、俺、お前ん家わかんねぇし…」
もごもごと言葉を落としていく。
どうしてそんな状況に…
まだ頭がぼんやりとしている。
ゆっくりと、記憶を探ってみる。
…あの時か。
やっと、少しずつおもいだしてきた。
急に目眩がして…。
春が助けてくれたんだと思う…。
……だけど。