my First boy last boy.
モンブラン
起きた時には外はもう真っ暗で。
本当に、泊まっていこうかと思ったけど、やっぱり明日は1限からだから止めた。
海斗が気を遣って、送ってくれた。
暗い部屋へ入るのは、なんとなく寂しさを感じたけれど、そうも言ってられない。
今更ながら…一人の部屋って、静かだなぁと思う。
そんなこと、考えたこともなかったのに。
何もやる気が起こらず、夕飯も諦めた。
ただ今は、寝たい…。
結構寝ていたのにな…。
だけど今は、一刻も早くこの目を閉じて、思考回路を止めてしまいたい。
明日の仕度だけ、簡単にして、眠った。
朝起きて…仕度をして。
……シュッと一吹き。
いつものように香水をやった後に、気づいた。