my First boy last boy.
この香りは、すごく気に入っている。
海斗も、いいと言っていた…。
だけど着けてていいのか、わからない…。
もう深い意味はなくても………なんとなく駄目な気がした。
あたしが深く考えすぎているだけだろうか?
気にしなければ、いいことなのかな…。
『……久しぶり、凪砂…』
胸を奥の奥の奥底が――…
少しだけ騒ぐ。
やっぱり、駄目な気がする…。
鏡の前の机の前に置いてある、丸型のハートの絵の書いてあるビンを手に取った。