my First boy last boy.
17の誕生日、春が落としていったあたしへの…だと思う誕生日プレゼント…。
あの卒業式の日にも、付けていた…。
春がやっぱり好きだと気づいてからずっと。
春に、あたしは春が好きなんだよって、伝わればいい……そんな些細な願いを込めて。
『…それなら、人の気持ち、振り回すなよ…!』
そのとき、意味を無くしたコレ。
きっと買う時いろいろと考えてくれたんだろう。
今人気のやつ、だったとお店の人に聞いた。
『…もう、お前を好きでいるの、疲れた…』
思い出す度、苦しくて、苦しくて……心がちぎれてしまいそうだった。