my First boy last boy.
「おっけー♪」
ふふふん♪とスキップする女を、茫然の眺め立ち尽くすことしか出来なかった。
年下って可哀想だ…。
葛西よ、そんなに好青年じゃこういう奴にいいように使われるぞ!
………と、内心思った。
けれど、助けてあげるどころか、第三者から見ればあたしは共犯者だろう。
すまない、葛西。
こうして、宣言通りプチ同窓会への強制参加が決まった…。
海斗はもう仕事も落ち着いたらしく、またCherrybrossamに頻繁に訪れるようになった。
相変わらず、頼むのはコーヒーだ。
「ん。今日も美味いね」
こんなことを言って微笑まれると、
この店で海斗と初めて会った時のことを思い出す…。