my First boy last boy.

プチ同窓会





「凪砂~!」


自分の名前が聞こえて、振り返れば聖花が手を振っていた。

その奥にはけーくんも居て。



近くに行けば。


「凪砂っ♪」


やっほーと可愛く手を振る真里も揃ってた。




プチ同窓会、というのだから真里も頭数に入って当然なのに。


少しだけ、居たことに驚いた。




…どうやら、あたしは最後だったらしい。



「真里!…大丈夫なの?」

「大丈夫大丈夫!もう新しい生活にも慣れてきたしっ。…それに、たまには気分転換しないとこの子にも悪いしね♪」


そう言って自分のお腹を優しくさする。

もう、だいぶ大きくなってきている。



早いもんだなぁ…。






この間、5月の終わり頃…。



真里は結婚式を挙げた。

お腹の子と一緒に。




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