my First boy last boy.
やっぱり、アドレスに入っていた数字は……春の誕生日だった。
「……………」
【どうして、知ってるの?】
そう打ち、送信すると……すぐに返事が届いた。
【吉田に聞いた。】
吉田とは、聖花のことだ。
【そこで何してるの?】
また、送信。
今度は少しだけ時間が掛かって…。
【たまたま廊下を歩いてて外見たら、お前が見えたから。
お前こそ、何してんだよ?社長か?】
今は、あのやけにピカピカなガラス張りが、嫌だと思った。
【そうだよ。まだ、仕事中?】
……そう送った途端、返って来なくなった。