my First boy last boy.
一番、知りたいことなのに…。
10分以上経っても返って来ないので、きっと仕事に戻ってしまったのだと諦めた。
はぁ…。そうだった。
ここは、海斗“だけ”の場所じゃなかったんだ。
なんで、来てしまったんだろうか。
本当に、後悔しはじめた。
「凪砂っ!」
聞き慣れた、声。
だんだんと、その人は近づいて…。
目の前にやって来た………待ち望んでいた人。
なんで、
「…ビビったよ、お前が来てるって速水から聞いてさ、」
ああ、そうか。春が伝えてくれたのか…。