my First boy last boy.
「なにそれ」
「ちょっとね。でも、あの人だよ。日本人離れした人間…」
え!うそ!…と興味津々に彼をのぞき見し始める。
「ひゃ〜確かに、なんか違うわ!オーラっていうか、紳士的な感じっ」
誰の目からも、やっぱりそう映っているのか。
「しかも親しげだったじゃん!くそう!羨ましい!」
そんなとこまで、チェックされていたとは…。
「や、ただのロマンチストだよ?運命なんて信じちゃってるし。それに、デートの誘い方も、なんか手慣れた感じだったし…」
ぽろっと、零してしまった言葉。
「デートっ!?」
あ、やば。
「凪砂がするの!?いつ?いつ?」
今更ごまかしも効かないだろうし、もういいや…諦めて白状する。
「…今日、バイト終わったあと…」
まぢで!?と興奮気味の聖花。