my First boy last boy.




「海斗ってば~!!」



「んー?何?」


「起きた!?」


「いや~、まだ~」



「もう!冗談はいいから早く起きてよ!講義遅刻しちゃう!」


「え~、もういいじゃん。休んじゃいなよ。ね、凪砂?」



そう言ってあたしの腰を引いて、ベッドへと引きずり込もうとする。







なんて不真面目な大人なんだ!





「……~っだめ!!あの講義は一回逃すとついてけなくなっちゃうんだから!」



無理やり、腕の中から這い出て、散らばった服の中から自分のだけを拾うと、


脱衣場に駆け込んだ。




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