my First boy last boy.





「春は、今日…仕事休みだったの?」


「あー…うん。休みもらったんだ」



「そっか…。」




ふと、出来た沈黙にとてつもなく、居心地の悪さを感じる。



なんだか切迫詰まるような、そんな感じの。





「なんか、春がいないから海斗大変みたいよ?」



だから、そんなことを言ったんだろう。






言った後、余計な言葉だったかなと少し焦ったけど。





「…ああ、そっか。」


そう漏らした途端、にやりと何かを企むような顔をして。



「あの人は、優秀なくせに普段サボりすぎだから、ちょーどいいよ」



クスクス、堪らないというように、笑う。






< 410 / 469 >

この作品をシェア

pagetop