my First boy last boy.
カルピスソーダは、甘くて。だけど、しゅわっとちょっとほろ苦い。
なんだか、切なくて。
やっぱり、カルピスソーダも好きになれない……みたいだ。
まだ、
口の中に、―――後味が残ってる。
~♪~♪~♪
ケータイの着信音が軽快に鳴ったのは、みんなの注文した料理が来て、あたしは頼んだスパゲッティを半分くらい食べたとこだった。
サブディスプレイには、海斗の文字。
「もしもし?」
「あー、凪砂?まだファミレスにいる?」
「うん」
「帰り遅くなるの?迎え行こうか?」
迎え……春をチラッとみた。偶然とはいえ、やめといた方がいいかな。
「…あ、そんな遅くならないから大丈夫だよ!家の近くだし」