my First boy last boy.
「無理だよ、忙しいだろうし」
「でも、それで納得できてないから、不安なんじゃないの?」
間違いないその言葉に、今度こそ、なにも言えなくなる。
「そんな悩んでたら禿げちゃうわよ?」
つるっと、安いわりにコシのあるうどんが舞の口の中へと吸い込まれていく。
あたしの目の前にも同じものが置いてあるけど、まだ並々と残っている。
はあ、と溜め息をひとつついてから、レンゲにうどんを掬う。
学食で一番の安さなわりには味もちゃんとしていて、特に女子学生から人気のメニューだ。