my First boy last boy.






トイレから出ると、ドアの横から声が掛かった。


どうやら、待ち伏せされていたらしい…。




他にも女はいるだろう。


思わず、眉をしかめてしまう。




「これから2人で抜けない?」




サイアクだ、と思った。











『嫌だ』
『嫌です』







へ?





あたしの声に重なった声。





あたしよりも全然低い…。




横を振り向いたら、男の人があたしと同じ状況にいた。



逆ナンだ……




妙に感動していたら、その男もこっち向いていることに気付いた。






……ドキンッ。













似てる…ちょっとだけ…。








< 6 / 469 >

この作品をシェア

pagetop