my First boy last boy.
あの頃一緒だった“みんな”に、君は含まれていて、含まれない。
眩暈がする…。
苦しい、苦しい、苦しい。
君じゃないのに、君に近いと思うだけで…心が鷲づかみされたように息苦しくなる。
電話で、良かった…。
目の前がぼやけてくる。
聖花も、多分分かってるからケータイにしたのだと、思う。
2年も――…経ったのに。
君は、瞼の裏に焼き付いて。
あたしの中では少しも色褪せずに。
周りだけがどんどん、君のいない世界に染まっていく。
「…いいよ」
だから、少しでも。
君の破片があるなら…。
どんなに小さくても、ちっぽけでも。
拾い集めたい――…。