my First boy last boy.
無意識に、あたしはその人をしばらく見つめていた。
そしたら、彼がにっと少し口角を上げた気がした。
「悪い、これ彼女だから」
慣れたようにあたしの肩を組み、女の人に見せ付ける。
「え…っ」
と声をあげようとしたら肩を組んでる手で、口を覆われた。
!?
ふがふが、あたしは顔をあげ、男を見た。
“合わせて!”
そう、瞳が言っているように見えた。
「じゃ、そういうことだから」