my First boy last boy.





もう、掻き乱さないで。


そんなことされると、まだ無駄な期待をしてしまう。



もう、前に進まなきゃいけないのに。


真里もそうしたように、あたしも…。







苦しい…苦しい…

息が出来ない…


助けて、助けて……


誰か、たすけて―――…





カサッと、ポケットに突っ込んでいた手に、その感触が触れた。




あたしはずるい。

あたしは……弱い。






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