my First boy last boy.




自分のことなんだから自覚してよね、まったく。


はぁ、とため息をつく。


でも、社長ってことは、この人もう実は30歳行ってたりするのかな…?


海斗を見つめる。

そうはとても見えない。



「ねぇ、海斗っていくつなの?」


実は、ずっと気になっていた。



「ん? 25歳だよ」


にじゅう…ごっ!?



「若っ!それなのに社長!?」


「うん」


ケロッとしているその人。

前から思ってたけど…やっぱりこの人、ただ者じゃないな…。


笑顔が、そう思わせた。





「はぁ…あたしにはわからない世界だぁ」



社長と、ただの大学生。

普通だったら交じり合うことは、なかっただろうに…。


こうして今、青空の下で隣にいる。それが、不思議な感じ。




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