my First boy last boy.
悲しくて、苦しくて。
心の中がぽっかり空いてしまったようで…。
その場で、泣いてしまった。
駅だったのに。人も結構いたのに。
なにも見えなくて…。
崩れ落ちるように、しゃがみ込んだ。
涙が、止まらなかった。
後から後から溢れてきて…。
――…その日も雨が降っていた。
ぽつぽつ、ぽつぽつ。
いっそ同化してしまえばいい。
そう思った。
そんなあたしの腕をいきなり掴んで、無理矢理立たせたのは…。
思いもよらない君だった。