my First boy last boy.
「ん〜?そうだよ。でも凪砂に会いたくってさ。ほら、社長の特権ってやつかな」
にこって……駄目だろ!
「あのね〜!」
「…だって凪砂ずっとバイト入ってるしー。会えないから少しでも、と思って」
ね♪ってウインクで許されると思ってんのか!
…なんであたしが、こいつの会社を心配しなくちゃいけないんだ。
でも、誰でも彼を見ていたら同じ気持ちになると思う…。
「はーい!今日もいちゃついてないで仕事もしてね、凪砂ちゃん♪」
ただ茶々を入れたかっただけであろう、にやにやな聖花があたしの頬っぺたをぷすっとやる。
しかもちゃんづけというところが、嫌だ。