my First boy last boy.




「ん〜?そうだよ。でも凪砂に会いたくってさ。ほら、社長の特権ってやつかな」


にこって……駄目だろ!


「あのね〜!」

「…だって凪砂ずっとバイト入ってるしー。会えないから少しでも、と思って」


ね♪ってウインクで許されると思ってんのか!

…なんであたしが、こいつの会社を心配しなくちゃいけないんだ。

でも、誰でも彼を見ていたら同じ気持ちになると思う…。



「はーい!今日もいちゃついてないで仕事もしてね、凪砂ちゃん♪」


ただ茶々を入れたかっただけであろう、にやにやな聖花があたしの頬っぺたをぷすっとやる。


しかもちゃんづけというところが、嫌だ。




< 94 / 469 >

この作品をシェア

pagetop