わたしのレシピ


わりと時間通りに拓真も来た。


「ハチ公の真横に立ってる人初めて見たわー」

「、、、いや、気づかれないと困るじゃん」

「かなり目立ってたよ。むしろ声かけるのに勇気いった」


スーツにヒールを履いて拓真の隣に立つと夜に出歩く生徒を補導した先生みたいになった。

、、、補導されないよね?私。


カフェに入ると夜9時を過ぎてるのに中は人でいっぱいだった。

窓際の席を選んで座る。

仕事の話をしながら名刺交換なんかをしてみた。


私達もお互い社会人になっちゃったんだなぁ、、、
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