わたしのレシピ
帰って財布を返すと、
「いくらだった?」
「んと、6千円くらい」
「マジか~!ありえん!!」
「、、、食べた??一応家の薬も持って来たけど」
片付けを済ますと自分を甘やかす為にアイスを買って、私は家に帰ってきた。
「あ~、、、もう別れたい」
ダメな私は、ダメな呟きを零した。
自分でやったことなのに。
嫌ならきちんと断ればこんなことにはならなかった。
幸せな結婚がしたい、
そればっかり思ってきたけど、結局ダメなことを繰り返してるのは私なんだ。
吐き出した溜め息が空中に溶けていくのをぼんやりと眺めていた。