わたしのレシピ



思わず声に出して呟くと、大翔は自分の背中のリュックを振り返った。

「うん、確かそうだよ」

、、、私は密かにチェックしていたのだ。

大翔が持ってるお財布はヴィトンのダミエの二つ折りだったことを、、、

え、エルメスはよく知らないけど、なんだか高いイメージだぞ。

迎えに来てたお父さんの車も高級そうだったし。


お坊ちゃまなの!?!?


けど、そんな疑問は車の運転を始めると頭から飛んでいった。

「ガチガチだね、、、」

「あ、あまり話しかけないで~」


途中まで電車で来た大翔を乗せてちょっと離れた位置にある動物園へ。




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