落ちていた遺書

アノ デキゴト

『私も、

本当はクルシイんだよ。

平気な顔を

しているけど。

あの日のこと、

やっぱキツイよ。』



アミカは

3ヶ月前のことを

思い出していた。


『ワタル・・。



ワタルにレイプされた


あの日。


暑い日だった。

私は化学のジッケンの

片付けが

もたついて

遅くなって。

通りかかった

ワタルが

手伝ってくれた。


そして

ダレモイナイ

化学ジュンビ室で、


オシタオサレタ…。

私はその時

頭をぶつけて

意識が

モウロウとしていたけど。

でもワタルの

息遣い、

匂い、

汗を・・

ぼんやりした

イシキの中で

感じていたよ。

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