落ちていた遺書
「まあ、

そういうところも

可愛いんじゃないかって

オレは

思ってるけどな。」

ジョーは

時々

こんな風に

胸の奥が

キュッとなるような

ことを言う。

「マジですか〜。

それはアリガトウ♪」


照れくさくて

いつもおどけて

返していた。

アミカは

こうしてジョーと

二人でならんで

歩くのが好きだった。

左ナナメ下から

見上げる

ジョーのヨコガオが

好きだった。

ジョーは、

いわゆるイケメンである。

身長も

そこそこ

高くて、

頭も良い。

でも、

だからといって

気取らず

とても

優しい

性格なのだった。

ソボクな

ところも

あったりして

いけてる

外見と

つり合わない

内面が

いいのよね、と

思っていた。

「懐かしいわね・・。」

「本当だな。

おっ、もう

アミカの家に

着いた。

じゃ、また明日!」

「うん、バイバイ」

2人は別れた。

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