落ちていた遺書
第4章

ブンカサイ

アミカが

登校した時、

サチは

もうすでに

キョウシツにいた。


「サチおはよう!

今日は私けっこう

早く着いたと

思ったけど、

サチに

負けちゃった。

でもさ、

いつもは

遅刻ギリギリに

来てるのに、

久々の

登校だと

さすがに

早いね〜!」



「おはよう、アミカ。

いろいろ

シンパイかけて

ごめんね。

もう

すっかり

元気だから。」



「本当に

良かった!

今日は

無理のない

程度に

文化祭

楽しもうね!」



「うん、アリガト。」



サチはほほ笑んだ。


でも

病み上がりのせいか

頬が少し

やつれて見えた。


『やっぱり

落とし主探しは

サチに

分からないように

地味に

しなくちゃ。』


アミカは思った。



「ちょっと

ジョーのところへ

行ってくるね。」



アミカは

3-Aの教室へ

向かった。


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