落ちていた遺書
ジョーは

遠くの山に

沈もうとする

タイヨウを

見つめていた。




「・・・・!!分かったぞ!」


突然ジョーが叫んだ。


「えっ?分かったって?」


アミカは

驚いて聞いた。


「“想い出の場所”だよ!


ココだよ!


この屋上のこと


だったんだよ!」



「本当に?


どうして分かるの?」



「見てみろよ、


校庭のスミを。


丸い池があるだろ。」



「うん。


陽の光が当たって


光ってる。


まぶしいくらいね・・。」


「“キンイロの 

光をあびて

ホウセキみたいに 

キラキラに輝く

キレイな円”


これは


あの池のことだよ!


夕暮れ時に


ここから見た


景色のことだったんだ!」



「あっ!そうか!そうだわね!」


2人は興奮した。
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