落ちていた遺書
「ジョーとアタシは…。



アタシ達2人は…。





兄妹だったの。」




「・・・・・・!!」




アミカもジョーも、



あまりのショウゲキに



言葉をなくしていた。



サチは一人続ける。



「ジョーが口ずさんでいた


歌で分かったの。


あの夜、



着替えてる時に



歌ってた歌。



《親父が好きだった歌》


って



言ってたでしょ。



私もあの歌、知ってたの。



母がよく歌ってたから。




《亡くなったお父さんが


好きだった歌なのよ。》



って言ってた。



だから私、



どうしても気になって



母を問い質したの。



父のこと、



もっと教えてって。



私にはキョウダイが



いるんじゃないのかって。



そしたら…。

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