落ちていた遺書
第6章

ソシテ…

どのぐらいの

時間が経ったの

だろう。

アミカが

目を覚ますと

そこは

ホケンシツの

ベッドの

上だった。

そばには

ジョーがいた。



「私・・えっと・・

そう、サチよ!

サチはどうしたの?」



アミカはジョーに

たずねた。



「大丈夫だよ。

心配しないで。

サチは今

病院で

手当てを

受けている。

命に

ベツジョウは

ないそうだよ。

ワタルが

付き添ってるから

安心して。」



ジョーは

優しく言った。



「本当に?

サチ、生きてるの!!」



アミカは

喜びで

涙が出てきた。



「ワタルの

おかげなんだ。

アイツは

チュウゼツしたあと

サチの様子が

おかしいことに

気づいて

注意してたそうだ。

で、オレが

イショの内容を

アイツに

話したとき・・

あっ、ゴメンな。

一人じゃ

考え切れなくて

ソウダンしたんだ。

そしたら

ワタルはすぐに

これは

サチだって

ピンときたらしい。

それで

いろいろ考えて…。

アイツは

このどんでん返しも

予想してたんだって。

だから

サチのジャケットを

隠して

その時

カプセルの中の

薬を

抜いたらしいんだ。

だから

薬は

ほとんど入ってなくて

サチは

死なずにすんだんだ。」



「そうだったの。

ワタルの

イリュージョン

マジですごいよ。

サチ助かって

本当に

よかった・・。」



アミカは

また泣いた。

ジョーは

あたたかい

眼差しで

アミカを

みつめていた。

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