落ちていた遺書
「うん。

もう大分良くなってて、

明日から

登校できるみたいよ。

弱った姿は

見せたくないからって

お見舞いも

断られちゃったから

ずっと

心配してたんだけど、

もう

大丈夫そうよ^^

皆からの

DVDや本、

面白かったって

メールがきてたわよ。」



「そっか、

じゃあもう

安心だな。」

ワタルは

ホッとした。



「サチは最後に

どんでん返しのある

物語が

好きだもんな。

そういう話ばかりの

DVDや本を

集めるの

けっこう

たいへんだったから

喜んでもらえたら

オレらも

嬉しいよな!」



ジョーも

笑顔になる。



「じゃ、安心したところで

オレは帰るわ。

じゃな、

お二人さん!」

ワタルは

帰っていった。

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