加納欄のお化け屋敷 シリーズ11
そう、ナイわよ。
あたしは、お化け屋敷がナイことを前提に、現場へ歩いて行った。
そして、現場の入り口で、立ち止まる。
ああ゙~(@_@)
なんでぇ。
アトラクションの名前は”待ち伏せ”と、赤い血がしたたるような感じで書いてあった。
「どうしたの?青い顔して」
「な、なんでも、ありません」
こ、怖いよぉ~(:_;)
「なにしてんだよ。早く来いよ!」
苫利先輩は、中に入りはじめていた。
足が、なかなか進まなかった。
2分が、たった。
あたしは、中に入ってなかった。
入れないよ(>_<)
だってだってだってだって!
お化け屋敷には、幽霊が出るじゃん!
そんな怖いとこ、入れないよ!!!!
「欄、なにしてんだ?」
後から来た、高遠先輩に、声をかけられた。
「ひゃあっ?!あ、いえ、なんでも……。高遠先輩、今、入るんですか?あ、あの……」
「ほら、行くぞ」
高遠先輩は、あたしの襟首を掴むと、スタスタ歩き出した。
「待って!高遠先輩!待って!」
あたしは、目を瞑りながら歩いた。
歩いていた、高遠先輩が、突然立ち止まった。
「な、なになに?どうしたんですかっ?!」
目を瞑ったままのあたしには、理解できない状況だった。
あたしの襟首から、高遠先輩は、手を外した。
「欄、お前、怖いの?」
「な、なにがです?」
説得力も何もなかった。
「明るいんだから、目、開ければ?」
その声を聞き、あたしは、そぉ~っと、片目を開けた。
確かに、明るかった。
現場検証をしているため、本来なら真っ暗なお化け屋敷が、今は、電気の光にさらされていた。
「ど、どうしたんですか?高遠先輩。さ、先に、い、行きますよ」
あたしは、動揺を隠しながら、進もうとした。
「欄!後ろっ!」
高遠先輩が、突然大声で叫んだ。
「キャーッッッッッ!!!」
あたしは、高遠先輩に突進して、しがみついた。
「欄!落ち着けっ!」
あたしは、お化け屋敷がナイことを前提に、現場へ歩いて行った。
そして、現場の入り口で、立ち止まる。
ああ゙~(@_@)
なんでぇ。
アトラクションの名前は”待ち伏せ”と、赤い血がしたたるような感じで書いてあった。
「どうしたの?青い顔して」
「な、なんでも、ありません」
こ、怖いよぉ~(:_;)
「なにしてんだよ。早く来いよ!」
苫利先輩は、中に入りはじめていた。
足が、なかなか進まなかった。
2分が、たった。
あたしは、中に入ってなかった。
入れないよ(>_<)
だってだってだってだって!
お化け屋敷には、幽霊が出るじゃん!
そんな怖いとこ、入れないよ!!!!
「欄、なにしてんだ?」
後から来た、高遠先輩に、声をかけられた。
「ひゃあっ?!あ、いえ、なんでも……。高遠先輩、今、入るんですか?あ、あの……」
「ほら、行くぞ」
高遠先輩は、あたしの襟首を掴むと、スタスタ歩き出した。
「待って!高遠先輩!待って!」
あたしは、目を瞑りながら歩いた。
歩いていた、高遠先輩が、突然立ち止まった。
「な、なになに?どうしたんですかっ?!」
目を瞑ったままのあたしには、理解できない状況だった。
あたしの襟首から、高遠先輩は、手を外した。
「欄、お前、怖いの?」
「な、なにがです?」
説得力も何もなかった。
「明るいんだから、目、開ければ?」
その声を聞き、あたしは、そぉ~っと、片目を開けた。
確かに、明るかった。
現場検証をしているため、本来なら真っ暗なお化け屋敷が、今は、電気の光にさらされていた。
「ど、どうしたんですか?高遠先輩。さ、先に、い、行きますよ」
あたしは、動揺を隠しながら、進もうとした。
「欄!後ろっ!」
高遠先輩が、突然大声で叫んだ。
「キャーッッッッッ!!!」
あたしは、高遠先輩に突進して、しがみついた。
「欄!落ち着けっ!」