Ｍｙ ｎａｍｅ ｉｓ・・

ホストクラブって もっと金ピカのイメージを持っていた私は 照明の暗さやシックな店の内装に ただただ驚いた。
そして客も金持ちのオバサンみたいな人がいるのかと思ったが まだ時間も早いせいか私以外あと２人だけで それも どう見ても 私とそんな年の変わらない 普通のおとなしそうな子たちだった。

一安心して 案内された席に座ると さらに二人のホストがやってきて 三人のホストから「初めてだよね？」 とか 「飲み物は何がいい？」とかタメ口で聞かれる。


「あの…初めては初めてですけど あなた達じゃなくて翼クン呼んで下さい」