野球男子


アタシが来るのを待っていたかのように、

華が真っ先にアタシの前に現れた。


「手紙・・・渡しといてくれた??」


華が明るい笑顔でいう。


「・・・うん。」


アタシもできるだけ明るい笑顔で返す。


「そっか!!ありがと。って・・・ん??」


華は、アタシ達の繋がれた手をみた。


あ・・・さっき、


岳がアタシの手をひいてくれたから・・・。


「あれー??あれれー??」


華の顔がニヤける。












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