野球男子


立っていたのは、

坊主だった。


「崎山君・・・。」


華が小さく呟くのが聞こえた。


「木下華…ちょっと来い。」



ズキン





「・・・私、行ってくるね・・・」


華は緊張しているのか、

少し手に汗をかいていた。









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