野球男子



「…ここ抑えて次点入れにいこう!!
 大丈夫!!勝てるよ…!!」




アタシは、みんなにそう声かけた。




みんなは笑顔でグラウンドへと駆けて行った。




「…大丈夫かな…。」







「…え??」




美智流先輩は顎に手を当てて言った。





「戸田川…絶対なんか企んでる気がする…。」





「…なにかって…。」







「甲子園常連校の実力がこんなもののはずがないわ…。
 きっとあっちはまだ本気じゃないのね…。」








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