野球男子
あ〜〜
なんか意識しちゃうじゃん……!!
ってか沈黙だし……。
ど、どうしよう。
「じゃあ、俺部活戻るな。」
坊主が教室から出ようとした。
「ま、まままま待って!!」
アタシは出ていこうとする坊主を必死で呼びとめた。
坊主はじっとアタシを見ている。
「や、野球……がんばってね……??」
アタシは、奥からしぼりだしたような声で言った。
「おうっ!!」
坊主は片手を上げて、去っていった。
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