野球男子
4回、夢の約束
約束
「あれ。何やってんの??」
ぼ、坊主??
「・・・なんかあった??」
坊主はアタシの異変に気づく。
「な、何でもないよ・・・!!」
坊主にはアタシが冬矢君に告られたこと・・・
知られたくない。
「・・・??そうか。」
坊主は、アタシの横にあるベンチに座る。
「・・・うん。」
「・・・もうすぐ甲子園の予選だな。」
「・・・そうだね。」
「俺、絶対甲子園行くから。」
ドキッ…
夕日に照らされた坊主は、
いつもよりかっこよくて・・・
思わず抱きしめそうになってしまった。