野球男子


坊主はそんなアタシをよそにまじめな顔をしていった。



「……………髪にゴミついてる。」



「へ!?」



坊主はアタシの髪についてるゴミをとると、


何事もなかったかのように、また前を歩いていく。





「………あ。そういやさ、お前冬矢に告られたんだって??」



は??


「な、何で坊主が知ってんの!?」


「冬矢から聞いた。」


坊主はそう言ってピースをした。














< 87 / 279 >

この作品をシェア

pagetop