隣の2人。
なーんて考えながら、靴を履いたオレは玄関前で待っているユウヤくんに声をかけた。
「お…、お待たせー…」
「あ、うん。じゃあ、行こうか!」
天使の微笑みを向けているユウヤくんが、こっちを向いて手を差し出した。
「え、えと…うん」
それを戸惑いながら苦笑いで受け止めた。
だって…

テッペーへの罪悪感が重いほど残っていたから。
< 21 / 27 >

この作品をシェア

pagetop