隣の2人。
そんな思いを置き去りにして、ユウヤくんと手をつなぎながらマンションを出た。

とりあえず、聞かなきゃ…アレを。
「あ、あのさ、…」
「ん?どうしたの??」
「え、えと……なんで、2人で行くの??テッペーは??」
緊張でガチガチにかたまった表情と声でオレはたずねた。するとユウヤくんが、
「…答える必要って、あるのかな??」
…へ?
「てっきり、わかってると思ってたんだけど…」
…わかんない。まだ…
「この際、言っちゃうね。僕はね、あいつのことが嫌いなわけじゃないんだ。…でもね…」
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