ワルメン上等★恋したアイツは危険な男

間一髪

そんな葵先輩の気持ちを知って、あたしは考えていた。

もしあたしが葵先輩の立場だったら?あたしも葵先輩と同じ様な事を…しただろうか…。

ううん、あたしは葵先輩みたいな事はしない。こんな卑怯な真似は絶対に。

さっき葵先輩に叩かれた時に歯を食いしばってなかったせいで、あたしの口の中は切れて血の味が鮮明にする。

“克己”と言う男は煙草を吸いながら、あたしと葵先輩の事を見てニヤついてた。
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