ワルメン上等★恋したアイツは危険な男
腕を縛られて自由がきかないあたしはソファーの後ろに後ずさる。“克己”はあたしにどんどん迫ってくる。

「ぃやだ…来ないで…」

「たっぷり可愛いがってやる。」

「来ないで…あたしに指一本触らないで…」


次の瞬間、なにやら騒がしい音がした。

ワァァァァァーーーー
おらぁーーっ

“なんだ、お前ら”

“克己”の仲間の声がした。

あたしに迫って来てた“克己”が騒がしい声のする方を見た。
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