ワルメン上等★恋したアイツは危険な男
恐る恐る寝息のする方をみると…

翔平が寝てた…普通に寝てる。
そりゃあそうだ。だって、ここ翔平の部屋の翔平のベッドだもん。

最初は驚いたけど、余りにも綺麗な翔平の寝顔に見とれてしまった。

“睫(まつげ)長いなぁ~。それに顔、傷だらけだ”

なんてね。

“そう言えば喉乾いちゃった。冷蔵庫から飲み物、頂いちゃおっと”

あたしは翔平を起こさない様にそっとベッドから起き上がった。
< 130 / 139 >

この作品をシェア

pagetop