ワルメン上等★恋したアイツは危険な男
「いきなり、何なんですか?こっちは迷惑なんですけど。」
と亜矢が溜め息まじりに口を開く。

その声は、いつもの亜矢からは考えられない程、冷たい口調だった。

サクラは綺麗な女の人と、その背後に要る人達の方を、精一杯睨(にら)んでた。

「アンタが…風間か」

と綺麗な女の人の背後の1人が亜矢に向かって近付いた。

その様子を見ていたあたしは、思わず

「やめてっ、あたしです。あたしが風間です」

と言って、亜矢の前に出た。

すると綺麗な女の人は、あたしの方に向き変えると、その綺麗な女の人が、あたしの顎をつかんで

「アンタ、可愛い顔して、いい度胸してるねぇ。」と呟いた。

そんな騒ぎを聞きつけて、先生が、あたし達の方にやって来た。

「何してるの?あなた達、やめなさい。」

その瞬間、あたしの顎を少し乱暴に話すと、

「覚えてなよ」と言って食堂を出て行った。

あたしは体がビクッってなった。
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